賃貸マンションのネット回線を確認する方法【未導入の場合の対処法】

まずは、この記事を参考に、お住まいのマンションにインターネット（光回線）が導入されているか確認してください。

賃貸マンションのネット回線を確認する方法

さっそく、賃貸マンションやアパートのインターネット回線（＝光回線）を確認する方法を見ていきましょう。

不動産会社・管理会社・オーナーさんに聞く

まずは契約書やマンションの管理規約に、インターネットについて書かれていないか確認します。
なければ、お住まいの物件を管理している不動産会社か管理会社などに問い合わせましょう。

物件によっては、マンション一括契約で、自分で回線を選べないところもあります。
年配のオーナーさんなどは、ネットに詳しくないことも多々あるので、必ずご自身でも確認するようにしましょう。

公式サイトでエリア検索

次は、公式サイトでエリア検索をします。
スマホでも検索できます。

NTTフレッツ光回線（光コラボ）

まずは全国を一番広くカバーしているNTTフレッツ光が導入されているか確認しましょう。
NTTフレッツ光が来ているということは、NTTフレッツ光回線を使用する、下記の「光コラボ」も使えるということです。

ドコモ光、ahamo光、ソフトバンク光、楽天ひかり、So-net光、@nifty光、ビッグローブ光、エキサイト光、IIJmioひかり、DTI光、AsahiNet、GMOとくとくBB光、おてがる光、enひかり、等

→NTT東日本のエリア検索はこちら

→NTT西日本のエリア検索はこちら

エリア検索をすると、お住まいの物件名だけでなく、部屋番号まで細かく確認できます。

独自回線（NURO光、auひかり）

「NURO光」と「auひかり」は、NTTフレッツ光回線を使用していないので、それぞれ別でエリア検索してください。
「NURO光」と「auひかり」は、フレッツ光回線に比べると提供エリアが狭いです。

→NURO光のエリア検索はこちら

→au光のエリア検索はこちら

auひかりは、基本的に下記のエリアではサービスを提供していません。
ただし、下記エリア内でも、たまにauひかり導入済みマンションがあるので、念のため確認してみることをおすすめします。

auひかり ホーム1ギガ 非提供エリア
東海（愛知県・静岡県・岐阜県・三重県）
関西（大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県・和歌山県）
沖縄県

電力系回線（東海以西にお住まいの方）

東海以西にお住まいの方は、各地域の電力会社が提供している光回線サービスも使えます。

	サービス名	地域	県名
	コミュファ光	中部	愛知・岐阜・三重 ・静岡・長野
	eo光	関西	大阪・兵庫・京都・奈良 ・滋賀・和歌山・福井
	MEGA・EGG （メガ・エッグ）	中国	広島・岡山・鳥取 ・島根・山口
	Pikara光 （ピカラ光）	四国	香川・徳島・愛媛・高知
	BBIQ (ビビック)	九州	福岡・佐賀・長崎・熊本 ・大分・宮崎・鹿児島

→「コミュファ光」マンションのエリア検索はこちら

→「eo光」のエリア検索はこちら

→「MEGA・EGG」のエリア検索はこちら

→「Pikara光」のエリア検索はこちら

→「BBIQ」のエリア検索はこちら

ケーブルテレビ系回線（J:COMなど）

→「J:COM」のエリア検索はこちら

J:COM以外の全国各地域のケーブルテレビ各社も、インターネットを提供しています。
お住まいの地域のケーブルテレビ会社のサイトでご確認ください。

コンセントを確認する

部屋に「光コンセント」や「LANコンセント」はありますか？
だいたい「光」とか「LAN」と表示されています。

「光コンセント」や「LANコンセント」があれば、すでに光回線が導入されている可能性が高いです。

上の画像の「光コンセント」の右や「LANコンセント」の上にある小さい差込口は、従来の電話線の「モジュラージャック」です。
通信関連で見られる差し込み口は、この３種類のどれかになります。

「モジュラージャック」しかない場合は、電話線を使用するVDSL方式のマンションかもしれません。
VDSL方式については次で解説します。

マンションの配線方式が重要なカギ

電柱からマンションの共有スペースまで引き込まれた光回線は、その先マンション内では3つの異なるケーブルのいずれかで配線されます。
そのケーブルの種類によって、通信の品質が大きく左右されるのでご注意ください。

配線方式	光配線方式	LAN配線方式	VDSL方式
ケーブルの種類	光ファイバーケーブル	LANケーブル	電話線
最大速度（下り）	1Gbps	1Gbps	100Mbps
安定性	高い	低い	低い

1本の光回線をマンション全体で分け合うかたちになるので、夜間などみんながネットを使う時間になると速度が遅くなる可能性があります。

VDSL方式

従来からある電話線を利用してインターネットに接続します。
電話線のため通信品質が悪く、最大速度が光配線方式の10分の1の100Mbpsしか出ません。

LAN配線方式同様、夜間などネット利用が集中する時間帯は不安定になる可能性があります。

インターネット未導入の場合

戸数の少ないマンション・アパートなどで、共有スペースまでのインターネット（光回線）が導入されていない時の対処法をご紹介します。

ホームルーター

一番手軽にインターネットを導入できるのは、工事の必要がないホームルーターです。
コンセントに電源を挿すだけでネットが繋がります。

固定回線に比べると、通信が不安定になりがちですが、モバイルWi-Fi（モバイルルーター）やテザリングよりはマシかと思います。
誰に許可を取る必要もないのがメリットです。

戸建てタイプ

低層階なら戸建てタイプで光回線を導入することも可能です。
ただし工事が必要なため、オーナーや管理会社の許可を取る必要があります。

月額料金がマンションタイプより1,000円くらい高くなるのがデメリットです。
戸建てタイプなら自分専用の回線なので、他の住人と分け合う必要がなく、速度遅延の心配がないというメリットもあります。

設備の導入を依頼する

ダメもとでオーナーさんに設備の導入をお願いしてみるのもありだと思います。
案外うまく話が進むことがあるかもしれません。

いまどきインターネットに対応していない物件は珍しいですからね。
オーナーさんも継続して入居者を獲得するために、インターネットの設備導入は検討しているでしょう。

まとめ

この記事では、賃貸マンションのネット回線を確認する方法とインターネットが未導入だった場合の対処法を解説してきました。

3つの配線方式についても簡単に説明しました。

配線方式	光配線方式	LAN配線方式	VDSL方式
ケーブルの種類	光ファイバーケーブル	LANケーブル	電話線
最大速度（下り）	1Gbps	1Gbps	100Mbps
安定性	高い	低い	低い

最後にインターネットが共有スペースまでも導入されていない場合の対処法をご紹介しました。