大学4年生の夏は、香港から日本の往復チケットの残り・復路を使って、香港に飛び、マカオから珠海に入り桂林を通って、雲南省に行きました。
雲南省は少数民族がたくさんいるところで、ミャンマー、ラオスに隣接し、南に行くとジャングルがあって、人もタイ人に近い雰囲気になります。
南の端のガンランパという村は、電気もきてないようなところなんですが、すらっとしたキレイな女性が、カラフルな民族衣装を着て歩いてて、そこに豚の親子も歩いてて、蝶が飛んでて、カラフルな花が咲いてて、極楽みたいなところだなと思いました。
北のほうに行くと大理や麗江など古い街があって、雲南省はいいとこでした。
その後、四川省の省都、成都に行きました。
四川料理はやっぱり辛くて、麻婆豆腐発祥の店、陳麻婆豆腐店へ行ったり、とうがらしが一面びっしり浮いた火鍋を食べたりしました。
次はチベットに行きたかったのですが、青海省ゴルムドからのバスルートが、ゴビ砂漠で核実験した後で、放射能の影響があり、行ったら変な薬飲まされると聞いたので、成都からラサに飛行機で飛びました。
飛行機の中でも中国の人はビンを持っててお茶飲んでました。
乗客がまだ乗り込んだばかりで、座っていないのに離陸したのにも驚きました。
ラサは見たことあると思いますが、ポタラ宮のあるところです。
すごい秘境をイメージしていたのですが、けっこう開けてて、他の中国の町とそう変わりがなく、すこしがっかりしました。
それでも町の中心に寺があり、熱心にお参りしている人がたくさんいました。
寺の周りには大きなマニ車が並んでて、みんな回してました。
一周回すごとに一回お経を読んだことになります。
次は、ラサからバスでネパールに向かいました。
標高5000mに広い平野が広がってて、その向こうに8000m級のヒマラヤ山脈がありました。